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第1回アートウォーク開催しました!

 2010年2月27日日曜日、アートを気軽に楽しむ鑑賞会「第1回アートウォーク」を開催しました。今回鑑賞したのは横浜美術館で開かれている「束芋 断面の世代展」と「コレクション展2009年度第3期」。

 スタッフに強力な雨男がいるために天気はあいにくの雨。そんな悪条件のなか集まってくれたのは6名。それにスタッフ2名が加わり総勢8名が横浜美術館に集合しました(若干1名遅刻 w)。男5人女3人、年齢は30代から50代までとバラバラ。人数はとても少ないけれど、なんとなくバランスはとれている、という感じのメンバーです。

 嬉しいことに今回は8名という少人数にもかかわらず、横浜美術館の学芸員が事前レクチャーをしてくれました(通常は20名以上でなければ事前レクチャーは引き受けてくれないとのことです。今回は特別サービスで実施してくれました。横浜美術館様ありがとうございます)。

 10時40分から入口を入ってすぐのエントランスホールで、15分ほどのレクチャーがスタート。横浜美術館の概要から始まり、束芋展の概要、アーティスト「束芋」について、作品鑑賞のポイントなどを、若い学芸員の方がわかりやすく丁寧に話してくれました。……続きを読む

束芋 断面の世代展/横浜美術館

 いま、横浜美術館で開かれている「束芋 断面の世代」展はちょっとお勧めです。

 展覧会タイトルにある「束芋」というのはグループ名などではなく個人のアーティスト名、少々変わっていますが女性現代美術作家の名前です。

 ウィキペディアによると、

アーティスト名は、姉妹共通の友人が呼び分けるため、それぞれ「たばあね(田端家の姉。1歳上)」「たばいも(田端家の妹)」「いもいも(妹の妹。2歳下。束芋のマネージャーをつとめる)」と呼ばれていたことによる。

ということです。

 私がこの束芋の作品を初めて見たのは、ちょうど2年ほど前に横浜美術館で開かれた「GOTH−ゴス−」展(2007年12月22日〜2008年3月26日)という展覧会でのことでした。そのときの出品作は《ギニョる》という映像インスタレーション作品。正直言って印象はあまりいいものではなく、そのため今回の展覧会を見るまで彼女の作品にはあまり興味が持てませんでした。

 そんなわけで今回の「束芋 断面の世代」へは、「けっこう注目されているアーティストだから一応おさえておこう」くらいの気持ちで出かけたわけです。

 でも、わざわざ横浜まで見に行った甲斐がありました。〈続きを読む

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芸術の最高の現実は……

 ヴァルター・ベンヤミンが「ドイツ悲劇の根源」に、以下のようなことを書いています。

 ……表現主義と同様バロックも、本来の意味での芸術的習熟の時代ではなく、むしろ一心不乱な芸術的意欲の時代なのであるから、いわゆる凋落の時代においては、事情はいつでも同じである。芸術の最高の現実は、孤立した、完結した作品である。時にはしかし、完成した作品は、亜流によってしか達成されないことがある。こういう時代が芸術の「凋落」の時代であり、芸術の「意欲」の時代である。リーグルが、この術語を編み出したのが、ローマ帝国の最後の芸術についてであったのも、このためである。意欲によって達成できるのは形式だけであって、完成された一つの作品ではない。

 ※リーグル……アロイス・リーグル。1858〜1905、ウィーンの美術史家。

 芸術的意欲の時代。これは、現代アートをめぐる状況にもぴったり当てはまります。

 「芸術の最高の現実は、孤立した、完結した作品」。

 確かにその通り。

 しかし、それを創り出すのは至難の業。

 だからこそアートは面白いのです。

東京国立博物館 特別展「染付−藍が彩るアジアの器」

 東京国立博物館のサイトを見ていて少し気になった展覧会です。

 私は陶磁器に関してはまったくわからないのですが、この特別展を紹介するサイト上の「取り合わせを楽しむ」という部分に書かれている文章に惹かれました。少し長くなりますがその部分を引用しておきます。

 〈20〜30年ほど前まででしょうか、銘々皿、つまり「お父さんのお茶碗」「〜ちゃんのお茶碗」というのが、 日本の食事には当たり前のようにありました。家族であっても、自分の器以外は使わない、という暗黙の了解があり、大人になっても、結婚しても、壊れるまで大事に使い続け、持ち主が亡くなれば、人生を共にした器も割って捨てるという独特の風習さえありました。

東京国立博物館 特別展「染付ー藍が彩るアジアの器」ウェブサイト画像2

 しかし、いまでは食生活の変化、家族構成の変化にともなって、個人の器という感覚がなくなってきているようです。膳は日本人の生活空間が和室から洋室に変化するなかで、消えていったものです。

 そのうえ膳からテーブルへと様式が変わるにつれて、時間に追われる私たちは、やきものや漆、ガラスや金属といった素材、性質、風合いの異なるさまざまな器を、季節や空間に応じて使い分ける良さと楽しみまでも、忘れつつあります。〉

 確かに子どもの頃、自分のお茶碗やお椀、お箸はとても大切なものでした。お茶碗を割ってしまい新しいものを買ってもらう……。使い古したものから、新しいものに替わるのですから、子どもならそれを喜んでもいいはずです。しかし、記憶の糸をたどると、そんなときは毎日使っていた自分のお茶碗を割ってしまったことをひどく残念に思うばかりだったような気がします。そして、新しいお茶碗に慣れるまでは、ご飯の味さえもが味気なく感じられたものです。

 私たちは皆、器に愛着を持っていた当時のことを、思い出すべきかもしれません。

 そんなことを考えていると、なんとなく陶磁器の名品を鑑賞したくなってきてしまいました。

 特別展「染付−藍が彩るアジアの器」は9月6日(日)まで。詳しくは東京国立博物館のサイトをご覧ください。(2009年8月18日)

 今年もっとも期待していた展覧会が6月12日から始まりました。さっそく記者発表、内覧会へと出かけてきました。

 結果は期待以上。

 少し詳しくご紹介するので・・・続きを見る>>

 アートヴィレッジ・プロジェクトの記念すべき1枚目の展示が始まりました。展示場所は、千葉県市川市のJR本八幡駅南口徒歩1分、「いちかわ情報プラザ」の2階です。

 今回の展示作品は、ゴッホの《アルルのはね橋》です。エレベーターを降りて右側へ行くと、NPO法人いちかわライフネットワーククラブの打ち合わせスペースがあり、その壁面に展示しています。誰でも入れる場所なので、気軽に立ち寄ってご覧いただければと思います。

 アートヴィレッジでは、引き続き市川市内に世界の名画を展示していきます。今年度中に、100枚展示することを目標としていますのでお楽しみに!

 「フィンセント・ファン・ゴッホ」については、こちらをご覧ください。
 「アルルのはね橋」については、こちらをご覧ください。
 「後期印象主義」については、こちらをご覧ください。

アートヴィレッジから発する第1のメッセージは、
 「世の中には、もっとアートが必要だと思う。」
というもの。

 続いて第2のメッセージは、
 「アートは、もっと自由なものだと思う。」
というものです。

 この2つのメッセージには、いろいろな意味が含まれています。続きを読む>>

第1弾プロジェクト「いちかわアートヴィレッジ」がスタートしました!

 アートヴィレッジの第1弾プロジェクトが千葉県市川市からスタートしました。今回は、千葉県がモデル事業として実施している社会貢献応援サイト「スマイリック」と連動した企画です。「スマイリック」は、NPOなどが実行する社会貢献プロジェクトを支援するクリック募金システム。アートヴィレッジは、この「スマイリック」に参加して、まずゴッホの〈アルルのはね橋〉を公的なスペースに展示します。続きを読む>>